修士論文作成・
審査のプロセス
1
研究課題の提出
(1年次4月~10月)
大学院学生は、研究したい課題を検討し、指導教員の指導を受けながら研究課題の関連文献検索、クリティークを重ね、研究課題を決定して研究論文題目を提出します。
2
研究計画発表会
(1年次11月)と倫理申請
大学院学生は選択した特別研究で、先行研究との関連にも留意して、研究計画書を作成し、研究計画発表会で発表して、両分野の大学院学生の参加による質疑応答、指導教員以外の大学院教員から指導・助言を受けます。その結果を指導教員と検討して、研究計画書を修正後、必要に応じて倫理審査申請書類を作成し、倫理審査委員会で審査を受けます。
3
研究の遂行
(1年次12月~2年次8月)
大学院学生は倫理審査で承認を得たのちに、研究計画に基づき必要な調査や実験等を実施して、データ整理と解析を行い、研究結果の整理に取り組みます。
大学院学生は、指導教員に研究の進行を適時報告し、実験・調査等の手法や手技の指導やデータ解析の指導と助言を受けることができます。また、論文作成の基本的な方法等についても指導を受けることができます。
4
研究中間発表会
(2年次9月)
大学院学生は調査(実験)等の研究を遂行した結果を踏まえて研究中間発表会資料を作成して発表し、両分野の大学院学生の参加による質疑応答と意見交換、指導教員以外の大学院教員からの指導・助言を受ける必要があります。
5
修士論文の作成
(2年次9月~12月)
大学院学生は、研究指導教員のもとで、修士論文をまとめます。研究指導教員から修士論文の構成や図表の作成、文献の整理と引用等、論文のまとめ方の指導を受けることができます。
6
修士論文の提出と修士論文審査会
(2年次12月~1月)
大学院学生は修士論文を論文提出窓口に提出し、修士論文審査会(主査1名・副査2名)で、研究概要についてプレゼンテーションを行い、質疑応答を行います。修士論文審査会における指摘事項について、指導教員の指導のもとに論文の修正を行い、論文提出窓口に提出します。
7
修士論文発表会
(2年次1月)
大学院学生は、研究の概要についてプレゼンテーションを行い、両分野の大学院学生や教員と質疑応答を行います。その後、修士論文審査会による最終試験を受けます。
本大学院に2年以上在学し、所定の単位数(32単位)以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格した者に対して、研究科委員会の議を経て、大学長が修了を認定します。
看護学分野を修めた場合は、修士(看護学)を、リハビリテーション学分野を修めた場合は、修士(リハビリテーション学)を授与します。
研究指導教員の役割
研究指導教員は、大学院学生の希望する研究課題、指導教員の専門分野、指導環境などを考慮して、大学院学生の意向を尊重したうえで研究指導を行います。また、研究指導に加え、大学院学生の教育と研究に必要となる授業科目の履修についても、シラバスと履修モデルを参考にして、個々にかつ丁寧に履修指導を行います。
研究指導教員の決定
入学志願者は、出願時までに研究指導を希望する教員を訪問して面談(Web面談も含む)し、出願書類の志望理由書に「入学後の研究希望内容」と希望する研究指導教員1名の氏名を記載して提出してください。
4月以降に行う入学時の面談および出願書類の志望理由書に記載した「入学後の研究希望内容」と希望する研究指導教員をもとに、研究科運営会議を経て、研究科委員会で研究指導者を決定します。
研究指導教員の変更
研究指導教員は、大学院1年次前期までは、関係教員間の調整のうえ、了承が得られれば研究指導教員を変更することが可能です。